LCCを手がけると確かにコストは下がりますが、品質も下がるんです。
我々は、安全で定時性が高く、サービスもいい航空会社でありたい。
LCCの発想ですと、品質が崩れてしまう気がするんです。
-日本航空 西松遥社長 2008年12月のインタビューで
デルタ航空とヴァージン・ブルー、豪州が共同事業を認可
http://www.travelvision.jp/modules/news1/article.php?storyid=42857
スカイチームアライアンスの中核会社であるデルタと、
オーストラリアのLCC(格安航空会社)であるヴァージン・ブルーというのは
少し前だったら考えられない組み合わせだ。
-フルライン航空会社
機内食、ラウンジ、アルコールなどフルサービス、マイレージで顧客を囲い込み
ビジネス客重視、貨物と併営でトータルコストで運営
-LCC
簡素なサービス、価格遡及で顧客を囲い込み、
貨物は行わずシンプルな運航
ということで水と油だった既存のフルライン航空会社とLCC。
しかしLCCの台頭でフルライン航空会社とも、直接ぶつかるようになってきた。
例えばスカンジナビア航空(SAS)は、EU域内での格安航空会社の台頭により、
EU域内線に限っては、LCC並みの価格の航空券を自社のWebSiteで販売し対抗している。
あのJALでも、ケアンズ、ゴールドコースト等のリゾート路線を
JetStar-カンタス航空の子会社のLCCとコードシェアしている。
フルライン航空会社、LCCという住み分けは、しばらく残るだろうが、
垣根は限りなくファジーになってゆくことだろう。
今回の提携でデルタとヴァージンブルーは
アメリカ-オーストラリア線の共同運航を行うことになる。
オセアニアマーケットは、
ワンワールドのカンタス航空が子会社のLCC-JetStarを含めトップシェアで、
スターアライアンスのニュージーランド航空が続き、
LCCのヴァージンブルーが続く。
デルタの属するスカイチームにとっては空白地帯であり、
マーケットの開拓が課題になっていたことは想像に難くない。
しかし組む相手が他にいなかったとはいえ、
フルライン×LCCという提携がうまくゆくかは、今後の航空の世界を占う上で試金石になるだろう。
LCC×フルライン航空会社
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