VIVA MACAU(ビバマカオ)が破綻-マカオはWorldCityになれるか

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VIVA MACAUが破綻してしまった。

2006年に運航を開始したマカオの新しい格安航空会社、ビバマカオは、
マレ、ジャカルタを手始めに、ホーチミンシティ、シドニー、メルボルンなどに路線を拡大。2007年12月には成田へチャーター便を運航、その後週4便に拡大し、ツアーでなく、航空券のみの販売も開始した。

僕も今年1月に乗ったばかりなので、大変残念だが、
マカオに取り残された日本人が160人もいるというのは尋常ではない。
タイミングが悪かったら自分もその対象になっていたかもしれないのだ。

さて、そのビバマカオがなぜ失敗したのか。
乗った感触を含めて言うと、こんなところだろうか。

・機材が大きすぎた。
VIVA MACAUの機材は200人~300人乗りのB767の中古機で、
その中には過去にANAのものであった機材も含まれていた。
毎週毎週この人数のチャーター客を集めるのは相当大変だ。
LCCの基本は、「客の取りこぼしをしないで、常に満席の状態で飛ばす」のが鉄則。
そういう意味ではB767は大きすぎたのだろう。
実際僕は三連休を使って旅行したが、多少空席があった。

・ハブ空港としてマカオは弱かった
最近こそマカオブームではあったが、一般的な日本人にとってマカオというのは、
遠いカジノの打てるアジアの街に過ぎない。
実際香港ツアーなどで日帰りで立ち寄る程度のことも多い。
また、ギャンブルと売春の街、というステレオタイプなイメージもあり、忌避する層もある。
マカオは行ってみるとなかなか奥深いチャイナシティなのだが、
週4便のB767の席を埋めるほどの魅力をアピールできなかったのだろう。
また乗り継ぎはあまり考慮されていないダイヤだったように思う。
ジャカルタやホーチミンは日本から航空券を買うと高い事もあるので、
需要があると思うのだが。

・中国線が運行できなかった
マカオの主役は今や香港人でも、日本人でも、韓国人でもない。本土の中国人がお客さんの大半だ。
彼らは博打が大好きで、中には地方政府の金を横領して賭ける小役人もいたという。
許認可の影響だと思うが、中国路線を運行できないのは痛かった。

・LCCにしては長距離すぎた。
最近はAirAsiaXやJetStarのように10時間ぐらいの長距離便を飛ばすLCCも現れたが、
シドニー・メルボルンというのを、最新鋭機よりは燃費の悪い機材で運航すると
コスト的に厳しいのだろう。
長距離便であればあるほど、席が埋まらなかった場合の一便当たりの機会損失は大きい。

・そこまで安くなかった
LCCとは言っても日本からマカオへの往復で諸々入れると35,000円ぐらいはした。
香港行きは2万円ぐらいの格安航空券が出回ることもあるし、
JALの正規格安航空券でも4万円ぐらいだった。マイルが貯まるぶん、そっちのほうがお得なのだ。

これまで僕はマカオに10回ぐらいは行っているが、本当に楽しい街だ。
入れ替わるようにマカオ航空が成田に就航したが、LCCではないので、航空券が高い。
大変に残念だ。

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このページは、管理人が2010年4月 1日 00:22に書いたブログ記事です。

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